【6月16日 AFP】フランス・リーグ1のナント(FC Nantes)は15日、クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)氏の監督就任を発表した。

 2年契約を結んだラニエリ氏は、結果を手にするために懸命に働く準備はできているとファンに断言し、ナントには来季の成功のために必要な人材と情熱があると語った。

 レスター・シティ(Leicester City)を2015-16シーズンのイングランド・プレミアリーグ制覇に導いたラニエリ氏はナントのホームページに掲載されたインタビューで、「ナントの新指揮官になることができて喜んでいる。この仕事に大きな情熱を傾けていく」と語った。

 ASモナコ(AS Monaco)で指揮を執った経験のある新指揮官はフランス語で、「クラブが下位から這い上がり7位でリーグ戦を終えたという事実は、彼らには才能があり、意欲があるということを示している。素晴らしいシーズンを送ることを確信している。懸命に働き、良好な結果を手にするということには慣れている。サポーターの皆さんにも期待しています」とコメントした。

 ナントは2週間前、FCポルト(FC Porto)の指揮官に就任するため辞任したセルジオ・コンセイソン(Sergio Conceicao)前監督の後任探しにすぐさま着手していた。ラニエリ氏はリーグ1指揮官就任の年齢制限である65歳を超えていたものの、ナントはリーグ側から特例で免除を受けている。

 ラニエリ氏はレスターを優勝オッズ5000倍とされる中で優勝に導いたものの、16-17シーズンは不調で降格争いに巻き込まれるなどし、今年2月に解任されていた。2012-13シーズンにはモナコをリーグ1に昇格させ、翌シーズンにはそのチームを2位に導くなど、すでにフランスでの経験を持ち合わせている。(c)AFP