【6月15日 AFP】大韓サッカー協会(KFA)は15日、カタールに2-3で敗れた2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選で右腕を骨折した孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)が、今週中に手術を受けると発表した。

 24歳の孫は、13日にドーハ(Doha)で行われた試合で右腕を負傷し、前半33分で途中交代を余儀なくされていた。

 KFAの広報担当者はAFPに対し、「孫は右前腕を骨折し、週末までに手術を受けることになる」とし、回復まで約4週間を見込んでいることを明かしている。

 孫は4月に今季のプレミアリーグで唯一となる2度目の月間最優秀選手に輝き、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でリーグ戦14得点、公式戦では計21得点を記録するなど、絶好調を維持していた。

 広報担当者によると、孫は回復後にトッテナムへ合流するものの、すでに本大会出場を決めているイラン、グループ3位のウズベキスタンと対戦するアジア最終予選の残り2試合に間に合うかどうかはわからないとしている。

 孫の不在は、9大会連続W杯出場を目指す韓国にとって大打撃となる。韓国は現在本大会出場圏内のグループAの2位につけているが、3位ウズベキスタンとはわずか勝ち点1差しか離れていない。(c)AFP