【6月15日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)の地下に広がる墓地(カタコンブ)のトンネル内で14日早朝、3日間行方不明になっていた16歳と17歳の若者2人が無事救出された。

 2人は救助犬を連れた捜索隊によって発見され、その後、病院に搬送されて低体温症を改善するための手当てを受けた。

 行方不明になっていた2人の捜索依頼を出した人物や、迷子になった原因については明らかにされていない。

 パリの地下墓地のトンネルは全長およそ250キロに及び、迷路のようになっている。そのうちのほんの一部が一般公開されており、観光客用の入り口はパリ南部に位置している。一般公開されている区画外への立ち入りは1955年以降、法律で禁じられているが、秘密の入り口から不法侵入する人々が後を絶たない。(c)AFP