【6月14日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が13日、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)へ向けた休養を理由に、来週開催されるエイゴン選手権(AEGON Championships 2017)の欠場を発表した。

 今クレーシーズンで目覚ましい成功を収めた31歳のナダルは11日、全仏オープンテニス(French Open 2017)で前人未到となる10度目の優勝を飾るとともに、四大大会(グランドスラム)での通算優勝回数を15に伸ばした。

 現在世界ランキング2位のナダルは、自身のフェイスブック(Facebook)ページで「来週クイーンズクラブ(Queen's Club)でプレーできないのは非常に残念だ。クイーンズは大好きだから、つらい決断だった。2008年大会では優勝を果たしたし、ウィンブルドンで決勝に進んだときは、毎回直前にクイーンズでプレーしていた」とつづった。

「数日間休みを取ってから準備を進めようと思ったが、31歳という年齢にして感動的なローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)、そして長いクレーシーズンを戦い抜いた後で、チームや医師と話し合った結果、ウィンブルドン出場へ準備していくのであれば、私の体は休みが必要だと判断した」

 ナダルは今季、ローラン・ギャロスに加えモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2017)、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2017)、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)でクレーのタイトルを獲得していた。

 今大会には、世界1位で前回王者のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)、パリ(Paris)でナダルに次いで準優勝に輝いたスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)らが出場する。(c)AFP