【6月29日 CNS】中国、景徳鎮(Jingdezhen)市陶陽北路のとある工房の中。1000平方メートルの大部屋を仕切って、様々な形の粘土が積まれている。職人がそれを手で何度もこね、磁器、陶磁板などに型押しして成型する。その上に青と白で絵付けをして、窯に入れ高温で焼く。

 粘土から磁器になるまでの、景徳鎮1000年の陶芸の手法は、決して大きいとはいえないこの工房にも濃縮されている。景徳鎮にはこうした工房が数多くあり、陶磁器文化の魂が今も深く根づいている。ろくろ、絵付け、釉(ゆう)薬や窯は様々だが、職人たちは伝統を守り、そして伝承し、1000年に及ぶ窯の火は燃え続けている。(c)CNS/JCM/AFPBB News