【6月10日 AFP】飲酒または薬物を使用した状態で車を運転した疑いで5月29日未明に逮捕された男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)選手(41)が、当時、筋弛緩薬を服用していたと供述していたことが明らかになった。警察の捜査報告書を入手したゴルフ専門サイトの「ゴルフチャンネル(Golf Channel)」が報じた。

 先週、メディア向けには要約された報告書が公開されていたが、米フロリダ(Florida)州ジュピター(Jupiter)の警察署は9日、ゴルフチャンネルの要請を受けて編集されていない状態の報告書を公にした。

 ウッズ選手が服用していた筋弛緩薬のザナックス(Xanax)は、不安やうつ、あるいは不眠症の治療のために処方されることがある。

 当初の報告書では、「医学的症状」の一覧に鎮静剤や抗炎症薬などの名前が並んでいたが、ザナックスはその中に含まれていなかった。またウッズはこの1年、抗炎症薬は服用していないとも話していた。

 ウッズ選手は当時、運転席で眠り込んでいる状態で発見され逮捕された。その場で受けた呼気検査ではアルコールは検出されなかった。ウッズ選手はその後、「処方薬への予期せぬ反応であのようなことが起きてしまった」との声明を発表している。(c)AFP