【6月8日 AFP】サッカー国際親善試合が7日に各地で行われ、1-1でシリアと引き分けた日本は、MF香川真司(Shinji Kagawa)が肩にけがをするなど、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選へ向けて暗雲が立ち込めた。

 ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属する香川は、転倒した際に左肩を負傷。そのまま前半10分で途中交代を余儀なくされ、来週に控えるアジア最終予選のイラク戦出場が不透明な状況となった。

 試合は両国スコアレスで迎えた後半開始直後、マルデク・マルドキアン(Mardik Mardikian)のヘディングシュートでアウェーのシリアが先制。対する日本は後半13分、インテル(Inter Milan)の長友佑都(Yuto Nagatomo)が折り返したボールに今野泰幸(Yasuyuki Konno)が合わせて同点に追いついた。

 ホームの日本は後半から本田圭佑(Keisuke Honda)や乾貴士(Takashi Inui)を投入するも、最後まで決勝点を奪うことはできず、13日に敵地テヘラン(Tehran)で開催されるイラク戦へ不安を残した。

 日本のヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督は試合後「序盤で苦しんだ。香川のけがも少し影響した。今回の結果はイラクとの試合に向けて警告になった」と語った。

 アジア最終予選のグループBで現在首位を走る日本は、7試合を終えた時点で勝ち点16とし、2位サウジアラビアを得失点差で上回っている。(c)AFP