【6月3日 AFP】ユベントス(Juventus)の守護神ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が2日、自身の華々しいキャリアが終わりに近づいていることを認めた上で、翌日に控えるレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝は個人的に「特別」な意味を持つと語った。

 2006年W杯ドイツ大会での栄冠に加え、8度のセリエA制覇を経験してきたブッフォンだが、決勝に進出した2003年と2015年のチャンピオンズリーグではいずれも苦杯をなめている。

 現在39歳となったブッフォンは、欧州の頂に立つチャンスは今回が最後になるかもしれないという事実が、自身のモチベーションを高める源になっていると認めた。

 英カーディフ(Cardiff)で前日会見に臨んだブッフォンは、隣の席に座ったチームメートを指さしながら「私が抱いている感情は、ダニ(ダニエウ・アウベス<Daniel Alves>)とか他の若い選手のそれとは異なる」と話した。

「ダニはこの大会をすでに制しているし、あと4、5年のキャリアが残されている。でも私の場合、そうした可能性は考えられない。だからこそ、私にとって今回の試合ははるかに特別なものだ」

「39歳になるが、今でも少年のように感じる。明日の試合は私にとって非常に重要だ」

「ユベントスで本当に長くプレーしてきたが、自分が与えてきた以上のものを与えられてきた。完璧なフィナーレになりうる。それに、人々は信じられないような話が大好きだからね」 (c)AFP/Tom WILLIAMS