ベイル「完全な状態ではない」、地元開催のCL決勝はベンチが濃厚
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【5月31日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するギャレス・ベイル(Gareth Bale)は30日、地元英カーディフ(Cardiff)で6月3日に行われるユベントス(Juventus)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝で90分戦うのは難しいとコメントし、シーズン序盤戦では痛み止めを使用してプレーしていたことを認めた。
ベイルは4月23日のFCバルセロナ(FC Barcelona)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」でふくらはぎを負傷して以来、ピッチに立っていない。
昨年11月に足首を手術したベイルは、復帰を急いだため別の負傷を抱えることになったと話しており、まだその足首も完治していないと明かしている。
「100パーセントの状態ではない。6、7週間プレーできていない。手術をしたがまだ回復しきっていない。強い痛みがある中でプレーしてきた。復帰した時も試合や練習を乗り切るために薬を飲んでいた」
「ここ6、7週間は足首を少し休めることができた。少しでもよくする努力をしている。別のけがの原因となった部分の回復をね。手術をしてから今年は十分にプレーできていないので、90分は難しいだろう」
2月に予定より早く足首の手術から復帰したベイルは、RCDエスパニョール(RCD Espanyol)との復帰戦で得点を決めている。
レアルはチャンピオンズリーグ史上初の連覇を目指しており、ベイルはピッチに立つことを目指して練習に復帰しているが、現状を冷静に見据えており、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は好調のイスコ(Isco Alarcon)を先発で起用すると考えている。
ベイル抜きでレアルは先週、5季ぶりのリーグ制覇を成し遂げており、シーズン終盤のイスコの働きはタイトル獲得に不可欠な要素となった。
ベイルは地元のチャンピオンズリーグ決勝で先発するという夢がかなわなかったとしても、ライバルであるイスコがカーディフで輝いてほしいと考えている。
「イスコはずっとファンタスティックなプレーをしていた。ここ数週間は特に素晴らしい。彼の活躍を喜んでいるし、終盤戦でチームに大きく貢献してくれている」
「先発が彼でも僕でも、僕らはお互いに声援を送り合うだろうし、チームの勝利を願っている」(c)AFP/Kieran CANNING