【5月30日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2017)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第4シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が6-2、6-4で2010年大会女王のフランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)を退けた一方、土居美咲(Misaki Doi)は大会初戦で姿を消すことになった。

 大会連覇を目指すムグルサは、今季のクレーコート大会ではわずか3勝で調子が今ひとつとみられていたものの、37歳の誕生日を来月に控え、今回が最後の全仏になる可能性が高いスキアボーネとの全仏女王対決をストレートで制した。

 2回戦でアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)と対戦することが決まったムグルサは「1回戦から元女王対決になるなんて信じられません。それにフランチェスカはレジェンドです。彼女とコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)でプレーできて、とてもわくわくしました」と語った。

「私もここで優勝していますが、それが今年の自信につながることは特にありません。とにかく自信をつけていくためには、きょうのように頑張って良いプレーをするしかないと思います。そうやって自信をつけていくのであって、昨年のプレーを思い出すことはありません」

 23歳のムグルサは、昨年大会の決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を破り、四大大会(グランドスラム)初制覇を飾ったものの、世界ランク10位以内にとどまるためには、今大会で再び決勝の舞台に戻ることが絶対条件となっている。

 第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は7-5、6-2で中国の鄭賽賽(Saisai Zheng)を下し、通算6回目の全仏でようやく3勝目を記録。元全仏ファイナリストで予選勝者のサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)は7-6(9-7)、6-1で土居を下し、2回戦進出を決めている。(c)AFP/Martyn WOOD