【5月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)は、長らくうわさされている中国への移籍について否定し、今夏退団する際の移籍先はアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)しかないと明かした。

 コスタは今季の公式戦で22得点を挙げ、チェルシーの2年ぶりとなるリーグ制覇に貢献した。

 しかしながらコスタは英ロンドン(London)での生活に慣れず、今年1月にはアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督と練習場で仲たがいを起こすなどし、中国に流出する欧州のスター選手の一人になるのではないかとうわさされている。

 それでもコスタは、チェルシーを離れる気にさせるクラブは、13-14シーズンにスペイン1部リーグの優勝を経験したアトレティコしかないと語った。

「もしチェルシーが自分を売りたいと思っている中で、どこか他のクラブがオファーを出してもとどまるつもりだ。オファーを出したのがアトレティコであれば、考えるかもしれない」

「自分の未来は自分で決めるつもりだ。他人が決めることじゃない。もしクラブが売却したいと思っているのであれば、そのクラブは一つだけというのははっきりさせている」

 コスタは昨年古巣に復帰しかけたものの、アトレティコがチェルシーの求める移籍金で折り合いを付けることができなかった。

 今季リーグ戦を3位で終えたアトレティコは、18歳未満の外国人選手との契約において不正があったとして来たる移籍市場で新たな選手の登録を禁止されている。

 しかしながらスポーツ仲裁裁判所(CAS)は今週、アトレティコ側の異議申し立てについて判断を下す予定となっており、2回の移籍市場で活動が禁止となっていた処分が1度に軽減されれば、今夏の補強は可能となる。(c)AFP