【5月27日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は、来季チェルシー(Chelsea)からタイトルを奪うための手始めとして、26日にASモナコ(AS Monaco)のポルトガル代表プレーメーカー、ベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)と契約を結んだ。

 シティは契約年数などの詳細を明かしていないものの、英メディアは移籍金が4300万ポンド(約61億円)ほどと報じている。

 7月1日に正式加入する22歳のシウバは、17-18シーズンに向けてジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるシティの最初の補強となった。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)も獲得に興味を示していたとされてたが、25日にマンチェスター空港(Manchester Airport)に降り立ったシウバはエティハド・スタジアム(Etihad Stadium)を選んだ。

 これまでに代表戦12試合に出場しているシウバは、「グアルディオラ監督の指導を受けられる機会に恵まれるのは本当に素晴らしいこと。断れない。知っての通り、FCバルセロナ(FC Barcelona)やバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で彼は素晴らしい仕事をしてきた。ここでもタイトルが取れるだろうとみんな思っているしね」とコメントしている。

 ポルトガル1部のベンフィカ(Benfica)でキャリアをスタートさせたシウバは、2014年にモナコへ1シーズンの期限付き移籍をするとフランス・リーグ1で序盤から活躍し、6か月後には完全移籍を果たした。

 昨季、チームはリーグ制覇を果たし、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)ではトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やシティ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を打ち破り、準決勝に勝ち上がった。

 一方、優勝を果たしたチェルシーに大きく水をあけられて3位となったシティは、ヘスス・ナバス(Jesus Navas)やガエル・クリシー(Gael Clichy)、ウィリー・カバジェロ(Willy Caballero)、バカリー・サニャ(Bacary Sagna)、パブロ・サバレタ(Pablo Zabaleta)といった余剰戦力を放出しており、グアルディオラ監督はチェルシーにつけられた勝ち点15差を詰めるため、新戦力獲得への資金提供を中東のオーナーに期待している。(c)AFP