【5月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とマンチェスター・シティ(Manchester City)は25日、22人が犠牲となった英中部マンチェスター(Manchester)のコンサート会場で起きた22日夜の爆発事件を受けて設立された基金に対し、100万ポンド(約1億4500万円)を寄付すると発表した。

 基金は、同市の市長の支援と英赤十字社(British Red Cross)との連携で、事件の翌日に設立された。

 負傷者の数は64人に上り、その多くが重傷となっている。

 ユナイテッドとシティはめったに見ることのない共同声明で「マンチェスターの赤と青のクラブは、120年以上前からともにホームと呼ぶ都市で、月曜日(22日)に起こった悲劇に遭った町を手を取り合い支援する」と発表した。

 ユナイテッドの主将を務めるウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)は、10代の若者であふれるポップ歌手のコンサートを狙った自爆攻撃に「ぞっとした」とコメントすると、24日にシティに所属しているヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)と同じく10万ポンド(約1450万円)を寄付した。

 ルーニーは自身の財団のホームページで発表した声明で「被害に遭われた方々の心中お察しします」とし、可能な範囲での寄付を呼び掛けている。(c)AFP