【5月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)が24日、マンチェスター(Manchester)のコンサート会場で起きた自爆攻撃の犠牲者に対し、代理人とともに10万ポンド(約1450万円)を寄付することが明らかになった。

 アフリカ最優秀選手に4度輝いている34歳のトゥーレは、コートジボワール代表として通算102試合に出場し、2015年のアフリカネーションズカップ(2015 The Africa Cup of Nations)では母国に23年ぶりのタイトルをもたらしている。

 トゥーレの代理人を務めるディミトリ・セルク(Dimitri Seluk)氏は、英BBCに対して「われわれは亡くなった人の家族や、現在病院にいる被害者の手助けがしたい」と話し、対象者を明確にした上で寄付金を渡すと明かした。

「23日にヤヤと話をした。彼はそのひどいニュースに大きな衝撃を受けていた」

「われわれは地元紙のマンチェスター・イブニングニュース(Manchester Evening News)とともに、お金を本当に必要としている人に渡す手はずを整えている。それをどこの誰かもわからない人に送るのは本意ではない。それが本当に必要な人のところに行くよう明確にしたい」

 プレミアリーグは21日に閉幕しているが、セルク氏はトゥーレがまだイングランドにいるため、小切手を自ら手渡すことも可能だとしている。

「準備が整うまで2、3日かかると思うが、ヤヤはイングランドにいるので、必要であれば自ら出向いて小切手を渡すこともできる」

「ヤヤはマンチェスターを愛しているし、街とそこの人々に愛着を持っている。この基金はわれわれが適切な人たちにお金を渡す機会で、極めて重要だ」(c)AFP