【5月24日 AFP】英中部マンチェスター(Manchester)のコンサート会場で22人が死亡した自爆攻撃を受け、サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏や、同地に拠点を置くマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とマンチェスター・シティ(Manchester City)が哀悼の意を表明した。

 米歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)さんがコンサートを行っていたイベント会場「マンチェスター・アリーナ(Manchester Arena)」で発生した自爆攻撃を受け、ユナイテッドで世界的スーパースターの地位を築いたベッカム氏は、インスタグラム(Instagram)でメッセージをつづった。

「マンチェスターから胸が張り裂けるようなニュース。一人の父親、そして人間として、今回起きたことは本当につらい。私の思いは悲劇に見舞われたすべての人と共にある」

 元イングランド代表で、現在はテレビ解説者を務めるギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏は「コンサートで子どもを標的にするのは、理解の範囲を外れているし、狂気を超越している。愛する人を亡くしたすべての人にお悔やみ申し上げます」とツイートした。

 シティの本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で事件の被害者を対象とした支援センターが開設された一方、ユナイテッドのオールド・トラフォード(Old Trafford)では、チームフラッグが半旗にされた。

 また、両クラブともツイッター(Twitter)で短い声明を発表しており、ユナイテッドは「マンチェスター・アリーナで昨夜発生した悲惨な事件にひどくショックを受けている。被害を受けたすべての人々にお見舞い申し上げます」と投稿。

 シティも「アリーナでの恐ろしい事件を耳にし、深い悲しみでいっぱいだ。私たちの思いは被害を受けたすべての方々、そして街の救急サービスと共にある」と書き込んだ。

 さらに、ツイッター上では現役選手もメッセージをつづっており、シティの主将を務めるヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)は「犠牲者の家族に心からお悔やみ申し上げます。マンチェスターという素晴らしい街にとって、悲しい一日だ。#Unity(団結)」とコメントした。

 ユナイテッドのジェシー・リンガード(Jesse Lingard)は「私の思いと祈りは、この美しい街で発生した事故で被害に遭ったすべての人と共にある」と投稿した。(c)AFP