【5月22日 AFP】16-17イタリア・セリエAは21日、第37節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はクロトーネ(FC Crotone)に3-0で勝利し、リーグ6連覇を果たした。

 3年連続でリーグ戦とカップ戦の2冠を達成したユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、クラブ史上初の3冠達成に向けて欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝に視線を移した。

 アレグリ監督は、「今季は昨季と大きな違いがあった。われわれにはチャンピオンズリーグ決勝という夢の舞台が用意されている。毎年のようにプレーできる場所ではない」とコメントしている。

「ここ3年で2度目のファイナルだ。クラブの全員を祝福すべきことだね。ここで監督ができてうれしく思う」

「現時点で最も重要なのは、英カーディフ(Cardiff)で行われるレアル・マドリード(Real Madrid)戦でプレーし勝つことだ」

 マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)とパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のゴールで前半に2点を先行したユベントスは、後半もアレックス・サンドロ(Alex Sandro)がヘディングで加点し、2位ASローマ(AS Roma)との勝ち点差を4として最終節を待たずにリーグ優勝を決めた。

 前半12分にユベントスは、この日が31歳の誕生日だったマンジュキッチがフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)のクロスにファーサイドで合わせて先制点を挙げると、同39分にはディバラが直接FKを沈め、今季のホーム最終戦に集まったファンを沸かせた。

 セリエA残留に向けて勝利を目指すクロトーネは、その後ディエゴ・ファルチネッリ(Diego Falcinelli)のシュートが相手DFメディ・ベナティア(Mehdi Benatia)に当たってゴール方向に飛んだが、ユベントスの守護神ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が見送ったボールはバーを越えて得点にはならなかった。

 前節ローマに1-3で敗れてリーグ優勝がお預けとなったものの、その3日後にラツィオ(SS Lazio)を2-0で下してイタリア杯(Italian Cup 2016-17)を制したユベントスは、後半38分にサンドロの放ったヘディングシュートがゴールラインテクノロジーによって得点と認められ、3年連続の2冠達成を決定的なものとした。

 6月3日にカーディフで通算11度の優勝を誇る現王者のレアルに挑むユベントスは、勝利すればクラブ史上初の3冠達成となる。(c)AFP