【5月20日 AFP】就任後初の外遊に出発した米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は20日、最初の訪問地サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)に到着した。

 米大統領専用機「エアフォースワン(Air Force One)」は現地時間午前9時50分(日本時間同日午後3時50分)少し前に到着。サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ(Salman bin Abdul-Aziz)国王が出迎え、握手を交わした。

 メラニア・トランプ(Melania Trump)米大統領夫人は控えめな黒色の服を着用していたが、髪をベールなどで覆いはしていなかった。トランプ大統領の長女で大統領補佐官を務めるイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)氏と、その夫で大統領上級顧問を務めるジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)氏も同行しており、二人は専用機の後部から降りた。

 8日間の中東・欧州歴訪にはこの他、ショーン・スパイサー(Sean Spicer)大統領報道官、ゲーリー・コーン(Gary Cohn)国家経済会議(NEC)委員長、ディナ・パウエル(Dina Powell)国家安全保障担当副補佐官らが同行している。

 トランプ大統領は超保守的なイスラム国であるサウジアラビアで指導者らとの会談を予定している他、21日にはアラブ諸国やイスラム教の指導者約50人を前に「イスラムの平和的展望への希望」に関する演説を行う予定。(c)AFP