【5月19日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)は18日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を6-4、6-4で下し、準々決勝へ駒を進めた。

 前回大会決勝ではアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に苦杯をなめたジョコビッチは次戦、第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)を7-6(7-4)、6-3で破ったファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と対戦する。

 昨年の全仏オープンテニス(French Open 2016)覇者ジョコビッチは試合後「きょうの試合は、今シーズンにプレーしたクレーの試合でも良い部類に入るものだったと思う。過去数か月の試合を含めてもね」と満足感を示した。

「自分の試合を現時点で可能な限り高いレベルに引き上げるため、調整にはベストを尽くしている。(中略)日がたつにつれて、今ではコート上でより落ち着いているし、ボールを打つのにもより自信が出てきたと感じる」

 一方、ここ2年間で最高のクレーシーズンを送っている第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、第13シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)を6-3、6-4で下し、準々決勝進出を決めた。

 ローマ(Rome)で7度の優勝経験を誇るナダルは、現在クレーコートで17連勝中。今大会準決勝で対戦する可能性があるジョコビッチに対しても、先週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)準決勝で勝利している。

 準々決勝で第8シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)との再戦が決まったナダルは「ジャックに対して良い勝利を挙げることができた。彼はタフな相手だ。たくさんスピンをかけてハードヒットしてくる」、「いつもより攻撃的な試合ができたし、サーブも良かった。もう少しアグレッシブにプレーすることもできるが、全体的には満足している」と振り返った。

「明日はドミニクが相手だ。彼はクレーで良い成績を残しているし、タフな戦いになるだろう」

 先週のマドリード・オープン決勝でナダルに敗れたティエムは同日、マッチポイントのピンチを3本しのいだ末、サム・クエリー(Sam Querrey、米国)を3-6、6-3、7-6(9-7)で破っている。(c)AFP/Justin DAVIS