【5月19日 AFP】米国史上最大規模の機密文書漏えいを引き起こし、最高レベルの警備体制が敷かれた軍刑務所で7年間収監されたトランスジェンダー(性別越境者)の元陸軍情報分析官、チェルシー・マニング(Chelsea Manning)氏が、釈放から一夜明けた18日、自身の新たな姿を写した写真をソーシャルメディア上で公表した。

 マニング氏は、髪は金のショートヘア、顔には口紅とマスカラを塗り、紺地に白い縁取りのあるブイネックのシャツを着た自身の写真を投稿。ツイッター(Twitter)のプロフィール画像も、男性兵士のブラッドリー・マニング(Bradley Manning)だった頃に撮影したベレー帽に軍服姿の写真から、この新たな姿の写真に差し替えている。

 同氏は17日、フォートレブンワース(Fort Leavenworth)陸軍基地の男性刑務所から釈放された際、これまでの人生を乗り越えると宣言し、未来に「わくわくしている」と述べていた。釈放直後のソーシャルメディア上の投稿では、シャンパングラスで乾杯している写真を公開し、「新たな始まりに乾杯」とのコメントをつけた。(c)AFP