【5月17日 CNS】中国黒竜江(Heilongjiang)省通河(Tonghe)県で15日、農民2017人が4.2ヘクタールの水田に13分23秒で700万株を田植え、「最多人数での田植え」のギネス世界記録(Guinness World Records)を更新した。参加者の最高年齢は98歳、最年少は13歳だった。イベントはギネス世界記録の英国の認定員が立ち会い、チャレンジ成功を認定した。

 これまでのギネス世界記録は、2012年の台湾の桃園(Taoyuan)市で、1215人が16分20秒で300万株。今回の挑戦は、中国東北地方の安全・無公害な有機農業をより多くの人に知ってもらうことが狙いの一つだという。

 黒竜江省は農業生産の一大省。水稲は同省で2番目に多い穀物で、100年近くの歴史がある。現在同省のジャポニカ米栽培面積、生産量および商品量は中国一だ。

 通河県の水田面積は10.7万ヘクタール、1人当たりの水田面積は中国最大で、国内ではコメ生産地として有名。地元政府は今回の田植えギネス世界記録に挑戦することで、安全・無公害の生産と暮らしを提唱し、文化、観光、エコ産業などを融合した農業の経済発展を促進したいと考えている。(c)CNS/JCM/AFPBB News