【5月15日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の守護神アロルディス・チャップマン(Aroldis Chapman)が14日、左肩回旋筋腱板の炎症で故障者リスト(DL)に入った。最低でも1か月の離脱になる見込みだという。

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)ゼネラルマネジャー(GM)は、前日にMRI検査を受けたチャップマンは最低でも2週間はノースロー調整となり、1か月以上の戦列離脱の可能性があると話している。

 29歳の左腕は、延長18回の死闘となった先週のシカゴ・カブス(Chicago Cubs)戦で、9回のマウンドに上がるも3点のリードをふいにすると、1-5で敗れた12日のヒューストン・アストロズ(Houston Astros)戦では3分の2回を投げて3安打1失点の内容で降板。過去2度の登板では苦しい投球をしていた。

 昨年7月にカブスへトレード移籍したチャップマンは、1908年以来となるワールドシリーズ制覇を達成したチームで重要な役割を担うと、シーズン終了後に5年総額8500万ドル(約96億円)でヤンキースに復帰。今季は14試合に登板し、防御率3.55、計12回と3分の2を投げて21奪三振を記録していた。

 ヤンキースは今季、22勝12敗でア・リーグ東地区の首位を走り、MLB全体でもアストロズとナ・リーグのワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)に次いで3番目の勝率を記録している。(c)AFP