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「死の脅迫」受けても…ペン握り続けるジャーナリスト メキシコ

2017年5月16日 16:18 発信地:ハラパ/メキシコ

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「死の脅迫」受けても…ペン握り続けるジャーナリスト メキシコ
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メキシコ・ハラパでAFPの取材に応じるノエ・サバレタさん(2017年4月4日撮影)。(c)AFP/EDUARDO MURILLO

【5月16日 AFP】殺害された同僚の死を悼むメキシコ人記者のノエ・サバレタさん(36)。自らも幾度となく殺人の脅迫を受けているが、記者の仕事をやめる気はない。

 紛争地を除けば、メキシコはジャーナリストにとって最も危険な国だ。だがサバレタさんが記者をやめるには、腐敗や暴力など、報じるべきニュースがあまりにも多すぎる

「同僚の埋葬もしたし、他の仲間たちが国を去っていくのも見てきた。だが、それ(脅し)が自分に向けられるとやっぱりパニックになる」と、彼は出身地の東部ベラクルス(Veracruz)州の州都ハラパ(Xalapa)で語った。

 メキシコのその他大勢のジャーナリストと同様に、彼も組織犯罪について報じているため、これまでに何度も脅迫を受けてきた。それでも、調査報道週刊誌「プロセソ(Proceso)」に、政治家と組織犯罪の関係、汚職、集団墓地について記事を書くことをやめることはない。

 サバレタさんは2012年に殺害された記者の後任としてプロセソに入った。その時、以降に待ち受けるものへの覚悟はできていた。彼の前任者のレッジーナ・マルチネスさんは、ベラクルス州当局の汚職と権力乱用について報じ、その後に殺害された。事件はまだ解決に至っていない。

 2015年には、一緒に働いていたフォトグラファーのルーベン・エスピノサさんが殺害された。エスピノサさんは当局者から脅迫を受け逃亡したが、首都メキシコ市(Mexico City)で殺害された。

 サバレタさんも昨年、汚職が指摘されていた元州知事について記事を書き、脅迫を受けた。事務所や自宅、恋人の家の周りをうろつく見知らぬ男たちの存在に気づき、パニックになったと話す。「何をどうしたらいいか分からなくなった」

 彼はメキシコ市へと逃げ、脅迫されたことを連邦治安当局に通報した。彼には半年の間、警備員が2人ついた。身に危険が及んだ際、当局に知らせる非常ボタンは今でも持ち歩いている。

「私はまだ仕事をしている」と笑みを浮かべるサバレタさん。「もし私がまた脅迫を受け、また逃げる必要があり、そしてまたそれを公にする必要があるのであれば、それが私のやるべきことだ」


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