【5月11日 AFPBB News】 ふさふさした白いたてがみが愛らしいチーターの三つ子が東京都日野市の多摩動物公園(Tama Zoological Park)で公開されており、チーター舎の前は順番待ちの来園者が列をなすなど連日にぎわいを見せている。気温が上昇した11日は、日陰で休憩を繰り返し取りながらも元気にじゃれあう3頭の姿に園児から大人までが歓声をあげていた。

 チーターの赤ちゃんは、生後から約半年は背中に白っぽいたてがみがのような毛が生えており、サバンナの草むらに身を隠す時に効果的とされている。2月に生まれたオス2頭、メス1頭は、すでに馬肉など成獣と同じ餌を食べ、日に日にたくましく成長。今回が初産の4歳の母親が周囲を警戒し見守る中、所狭しと走り回っている。

 同園の近隣に住む土方勇(Isamu Hijikata)さん(69)は、4月8日の一般公開以来ほぼ毎日、砂を巻き上げ疾走する姿や、母親に甘える様子などをカメラに収めてきた。「ネコ科の猛獣はみな好きだが、その中でもチーターは躍動感にあふれている」と魅力を語った。(c)AFPBB News