【5月10日 AFP】(更新・写真追加)韓国の大統領選挙で勝利した革新系政党「共に民主党(Minjoo Party)」の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)氏が10日、就任の宣誓を行い、その後、条件が整えば北朝鮮を訪問するとの意向を示した。

 北朝鮮による核開発や弾道ミサイル発射で緊張が高まる中、対話を重視する姿勢を示している文氏は、平和のために取り組むと宣言。文氏は「必要であれば、直ちにワシントン(Washington D.C.)に行く」「条件が整えば、北京(Beijing)や東京、平壌(Pyongyang)にも行く」と述べた。

 文氏はまた、北朝鮮による一連のミサイル実験を受けて韓国で配備が進められている最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」について、米国および中国と「真剣な話し合い」を行うと述べた。中国は自国の軍事能力への脅威になるとして、THAADの配備に強く反対している。(c)AFP