【5月9日 AFP】韓国で9日に行われた大統領選の投票が締め切られ、出口調査により革新系の最大野党「共に民主党(Minjoo Party)」の前代表で、かつて人権派弁護士として活躍した文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)候補が大差で勝利する見通しであることが明らかとなった。

 韓国のテレビ局3社が合同で行った調査によると、文氏の得票率は41.4%となり、保守系で旧与党セヌリ党(Saenuri Party)を改称した「自由韓国党(Liberty Korea Party)」の洪準杓(ホン・ジュンピョ、Hong Joon-Pyo)候補の23.3%、中道系「国民の党(People's Party)」の安哲秀(アン・チョルス、Ahn Cheol-Soo)候補の21.8%を大きく引き離した。

 韓国では国政選挙の投票日は国民の休日となることもあり、今回の大統領選の投票率は過去最高となるものと見込まれていたが、締め切り1時間前の午後7時までの投票率は75.1%と、前回の大統領選の最終的な投票率をやや下回っている。(c)AFP