【5月4日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は3日、準決勝の第1戦が行われ、ユベントス(Juventus)はゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が2得点を挙げて2-0でASモナコ(AS Monaco)を下し、決勝進出に向け大きな一歩を踏み出した。

 イグアインは前半29分、見事なチームプレーを締めくくるシュートで先制点を挙げると、後半14分には1点目に続いてダニエウ・アウベス(Daniel Alves)のアシストから追加点を決めた。

 9日にイタリア・トリノ(Turin)で行われる第2戦が形式的には必要とはなるものの、これまで欧州大会の2試合制の戦いでフランス勢に敗れたことのないユベントスが敵地ルイII世スタジアム(Stade Louis II)で見事な戦いを見せたこともあり、モナコが立ち直ることは想像しがたい。

 今季の公式戦での得点数を31としたイグアインは、昨年ユベントスがナポリ(SSC Napoli)に9000万ユーロ(約110億円)の移籍金を支払った理由を示すにたる冷静なパフォーマンスを披露し、終盤にフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)と交代でピッチを去る際にはスタジアム中から喝采を浴びた。

 一方のモナコはホームでは直近13戦で全勝とし、スリリングな形で勝ち上がってきたものの、ユベントスの堅固なディフェンスを打ち破るすべを見いだすことができなかった。モナコが03-04シーズン以来となる決勝進出を果たすためには、来週の一戦に特別な何かが必要となるだろう。

 チャンピオンズリーグの決勝トーナメントで自身としては8試合ぶりとなる得点を挙げたイグアインは、「この大会ではゴールの方からやってきてくれることはないから、落ち着きを持ってしっかりと働き続けなければいけないことは分かっていた。また無失点の試合を求めていたから、結果には大満足だ」とコメントした。(c)AFP/Andy Scott