【5月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は2日、準決勝第1戦が行われ、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がハットトリックを達成したレアル・マドリード(Real Madrid)は、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に3-0で勝利し、決勝へ大きく前進した。

 史上初の大会連覇を目指すレアルは、ロナウドがマドリードダービーでの通算得点数を21得点に伸ばし、6月3日に英カーディフ(Cardiff)で行われる決勝へ向けて優位に立った。

 3年連続でアトレティコを大会から葬り去っているレアルは、前半10分にカゼミーロ(Casemiro)のクロスをロナウドが頭で合わせて先制すると、後半にもロナウドが2得点を挙げた。

 ロナウドは試合後、「チームは素晴らしかった。得点を決めたのは僕だったけれど、チームは最初から最後まで圧倒していた」とコメントしている。

「僕らは大きなアドバンテージを手にしているが、試合はまだ終わっていない。アトレティコは優秀なチームであり、彼らが再び準決勝の舞台に立っているのは偶然ではない。僕らは第2戦に向けて集中しなければならない」

 一方、アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、10日に本拠地ビセンテ・カルデロン(Vicente Calderon Stadium)で行われる第2戦に気持ちを切り替えている。

「われわれはこの試合を忘れなければならない。難しいことかもしれないが、それがサッカーであり、予期せぬことが起きるから面白いんだ。最後の望みが途絶えるまでわれわれは力の限りを尽くす」(c)AFP/Kieran CANNING