【5月1日 AFP】17F1第4戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2017)は30日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がキャリア初優勝を飾った。

 3番グリッドからスタートしたボッタスはスタートでフロントローのフェラーリ勢をかわしてレースの主導権を手にしたが、チームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は苦しみ、4位に終わった。

 緊迫したレース展開の中、現在ドライバーズ選手権で首位に立つフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)をわずか0.6秒差の2位に抑えチェッカーフラッグを受けたボッタスは、「待った甲斐があった!」と口にした。

 人気の高いボッタスの初勝利は他のドライバーやパドックから温かく受け入れられ、クルーの腕に飛び込んだボッタスをハミルトンは抱きしめ、ベッテルもその輪に加わり、さらにロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領からも祝福を受けた。

 5位にはレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が入り、6位と7位にはフォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とエステバン・オコン(Esteban Ocon)が続き、8位にルノー(Renault)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、9位にはウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が入った。

 マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)はマシンにトラブルを抱えたため、スタートを前に棄権した。

 ドライバーズ選手権ではベッテルが86ポイントで首位を守り、73ポイントでハミルトンが2位に続いており、3位には63ポイントとしたボッタスが浮上している。(c)AFP