【4月30日 AFP】16-17スペイン1部リーグは29日、第35節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はルイス・スアレス(Luis Suarez)が2得点の活躍をみせ、RCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのバルセロナダービーを3-0で制した。

 好守にわたり相手のミスに助けられたバルセロナは、レアル・マドリード(Real Madrid)とともに勝ち点を81に伸ばし、直接対決の成績でレアルを上回り、リーグ首位を守った。しかし、1試合消化の少ないレアルが依然として有利な立場にある。

 レアルは同日、マルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)が終了間際に決勝点を挙げ、バレンシア(Valencia CF)を2-1で退けた。

 スアレスは国内テレビ局のモビスタープラス(Movistar +)に対し、「僕らにできるのは、自分たちが試合に勝って相手に少しでもプレッシャーをかけ続けることだけ。向こうは日程も厳しいし、シーズンが終わるまで何が起きるかわからない」と語った。

 エスパニョールはホセ・マヌエル・フラド(Jose Manuel Jurado)が戦犯になった。前半の先制の絶好機でシュートを外したフラドは、後半5分にはバックパスをスアレスにさらわれ、リーグ5試合ぶりのゴールを許してしまった。

 バルセロナは後半31分にリオネル・メッシ(Lionel Messi)のアシストからイバン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)が追加点を記録。今季の公式戦得点数を49から伸ばすことはできなかったメッシだが、それでも重要な役割を果たした。

 そして試合終了3分前、ゴール前のアーロン・カリコル(Aaron Martin Caricol)がクリアを失敗し、またしてもエスパニョールが守備で失態を犯すと、スアレスが逃さずこの日2得点目を決めた。(c)AFP/Kieran CANNING