【4月29日 AFP】16-17NBAは28日、各地でプレーオフ1回戦(7回戦制)が行われ、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)が105-83でシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)に勝利し、シリーズ対戦成績を4勝2敗としてカンファレンス準決勝に進出した。

 セルティックスはエイブリー・ブラッドリー(Avery Bradley)が23得点でチームを引っ張ると、ジェラルド・グリーン(Gerald Green)が16得点、ジェイ・クロウダー(Jae Crowder)、アイザイア・トーマス(Isaiah Thomas)、アル・ホーフォード(Al Horford)がそれぞれ12得点を稼ぎ、スターター全員が二桁得点を記録するバランスの取れた攻撃を展開した。

 シリーズを制したセルティックスは、カンファレンス準決勝でワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)と対戦することが決まった。

 対するブルズは、敵地ボストン(Boston)でシリーズを2勝0敗とリードしながらも、その後は4連敗を喫してしまった。主力のジミー・バトラー(Jimmy Butler)は、膝の痛みを抱えながらも第6戦でチーム最多の23得点を稼ぎ、ロビン・ロペス(Robin Lopez)が10得点で続いた。

 ブルズのスター選手でベテランのドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)は、レギュラーシーズン終盤に痛めた肘の状態が悪化した様子で、フィールドゴール(FG)が10本中1本しか決まらなかった。

 ブルズではほかに、アイザイア・カナーン(Isaiah Canaan)が9得点、ベンチスタートのマイケル・カーター・ウィリアムス(Michael Carter-Williams)が8得点、ポール・ジプサー(Paul Zipser)が7得点に終わった。

 一方、アトランタ(Atlanta)で行われた試合では、ジョン・ウォール(John Wall)とブラッドリー・ビール(Bradley Beal)が合計73得点を記録したウィザーズが、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)に115-99で快勝し、シリーズを4勝2敗で制してカンファレンス準決勝に進出した。

 前半だけで20得点を挙げたウォールが計42得点を記録したのに対し、前半17得点のビールは計31得点の活躍をみせた。このダイナミックデュオは、ウィザーズがホークスとの今シリーズ6試合で記録した合計640得点のうち、チーム全体の52パーセントに相当する332得点を稼いでいる。

 ウィザーズではほかに、マーキーフ・モリス(Markieff Morris)が17得点8リバウンド、ベンチスタートのボヤン・ボグダノビッチ(Bojan Bogdanovic)が10得点を記録した。

 対するホークスは、ポール・ミルサップ(Paul Millsap)が31得点10リバウンド7アシストでチームをけん引し、デニス・シュローダー(Dennis Schroder)が26得点10アシスト、ティム・ハーダウェイJr.(Tim Hardaway Jr.)が13得点をマークした。

 同日に行われたウエスタンカンファレンスの試合では、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)が98-93でユタ・ジャズ(Utah Jazz)に勝利し、対戦成績を3勝3敗のタイに戻し、決着は第7戦まで持ち越された。(c)AFP