【4月28日 AFP】16-17NBAは27日、各地でプレーオフ1回戦(7回戦制)が行われ、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)はカウィ・レナード(Kawhi Leonard)が29得点の活躍をみせ、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)に103-96で勝利し、シリーズ対戦成績を4勝2敗としてカンファレンス準決勝に進出した。

 27得点を記録したスパーズのトニー・パーカー(Tony Parker)は、チームメートのレナードについて、「彼は最優秀選手(MVP)レベルのプレーをしている。次のラウンドも彼が必要になるだろうから、このまま調子を維持してほしいね」とコメントした。

 パーカーはまた、この試合でフィールドゴール(FG)を14本中11本に成功させ、成功率78.6パーセント記録し、ポストシーズンでは自身で最も高い数字をたたき出した。パーカーは「とにかく積極的にいくことを心掛けた。チームが僕のために素晴らしいスクリーンを仕掛けてくれていた」と語った。

 ラマーカス・オルドリッジ(LaMarcus Aldridge)も17得点12リバウンドを記録し、敵地メンフィス(Memphis)で今季初勝利を飾ったスパーズは、来月1日から始まるウエスタンカンファレンス準決勝でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)と対戦する。 

 対するグリズリーズは、マイク・コンリー(Mike Conley)が26得点で5試合連続20得点以上を達成すると、マルク・ガソル(Marc Gasol)が18得点、ザック・ランドルフ(Zach Randolph)が13得点11リバウンドを記録した。

 スパーズのグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)は、メンフィス戦が良い試練になり、長いポストシーズンに向けてチームにとって良い準備になっているとしている。

「私が特に気に入っているのは、メンフィスが強力なディフェンスで相手をかく乱したり、フィジカルを仕掛けたりするところだ。おかげで誰が相手でもプレーの準備は整っている」

「長い間戦列を離れていた大勢の選手たちにとって、プレーオフで効果的なプレーを理解する良い機会だった。不屈の闘志を見せれば、何が起きても不思議じゃない。うちも相手も大きくリードしていながら、負けてしまうことがある。それは厳しいことだ。人間は飢えていて、勝利を求めている」

 同日に行われたもう1試合では、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)が92-89でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)に勝利し、対戦成績4勝2敗でシリーズを制した。

 ラプターズはデマー・デローザン(DeMar DeRozan)が32得点の活躍でチームをけん引し、カイル・ローリー(Kyle Lowry)は13得点を稼いだ。

 ラプターズはイースタンカンファレンス準決勝で第2シードのクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)と対戦する。(c)AFP