【4月27日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)は26日、各地でグループリーグの試合が行われ、グループFの浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)は6-1でウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(Western Sydney Wanderers、オーストラリア)に大勝し、決勝トーナメント進出を決めた。

 Jリーグ1部(J1)でも首位に立つ浦和は、関根貴大(Takahiro Sekine)のゴールで先制すると、駒井善成(Yoshiaki Komai)のスルーパスからズラタン・リュビヤンキッチ(Zlatan Ljubijankic)が追加点。さらに李忠成(Tadanari Lee)もゴールを決めて前半だけで3-0とした。

 後半に入るとワンダラーズの楠神順平(Jumpei Kusukami)に1点を返されたレッズだが、ラファエル・シルバ(Rafael da Silva)が8分間で2得点を奪い突き放すと、最後はシルバのアシストから興梠慎三(Shinzo Koroki)が得点を挙げ、レッズが2014年の大会王者に大勝した。

 グループFのもう1試合では、フッキ(Hulk)が強烈なミドルシュートを決めるなどした上海上港(Shanghai SIPG、中国)が、FCソウル(FC Seoul、韓国)に4-2で勝利し、こちらもベスト16入りを果たしている。

 2月のソウルとのグループ初戦でも決勝点を挙げているフッキは、相手のマウリーニョ(Mauro Job Pontes Junior 'Maurinho')に先制を許した後の前半25分、左足を豪快に振り抜いて同点ゴールを決めた。

 上海はさらに張衛(Zhang Wei)と武磊(Wu Lei)が追加点を挙げると、ソウルの朴主永(Chu Young Park、パク・チュヨン)にゴールを決められたものの、アジア最高額の移籍金で加入したオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)がチーム4得点目を決めた。

 グループEでは、鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)が4-0で蔚山現代(Ulsan Hyundai、韓国)に快勝し、2011年以来となる決勝トーナメント進出を果たした。

 試合は両チーム無得点で折り返した後半、アントラーズが相手の守備の乱れを突いて15分で一気に3得点を稼いだ。

 後半7分に相手GKが弾いたボールを金崎夢生(Mu Kanazaki)が押し込んで先制したアントラーズは、高い位置でのボール奪取からペドロ・ジュニオール(Pedro Junior)が追加点を記録すると、さらには相手のミスを金崎が逃さずゴールに結びつけ、最後は後半45分にレオ・シルバ(Hugo Leonardo Silva Serejo)が豪快なミドルシュートで締めくくった。

 グループEのもう1試合では、ムアントン・ユナイテッド(Muang Thong United、タイ)が3-0でブリスベーン・ロア(Brisbane Roar、オーストラリア)を下し、クラブ史上初となる決勝トーナメント進出を決めた。

 一方、週末に控えるメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory)との豪Aリーグ・ファイナルシリーズ準決勝に向けて主力メンバーを温存したブリスベーンは、これでワンダラーズとともに敗退が決まった。(c)AFP