【4月24日 AFP】ロンドン・マラソン(London Marathon 2017)が23日、英ロンドン(London)で行われ、女子はメアリー・ケイタニー(Mary Jepkosgei Keitany)、男子はダニエル・ワンジル(Daniel Wanjiru)のケニア勢が優勝を果たした。

 ニューヨークシティマラソン(New York City Marathon)での3連覇に続き、ロンドン・マラソンで3度目の優勝を飾ったケイタニーは、ポーラ・ラドクリフ(Paula Radcliffe、英国)が14年前に樹立した記録を抑え、女子単独のレースでは歴代1位となる2時間17分1秒をマークした。

 35歳のケイタニーは、英BBCに対し「素晴らしい一日になった。ベストタイムで走れて本当に良かった」と語った。

 エチオピアのティルネシュ・ディババ(Tirunesh Dibaba)を2位に抑えたケイタニーはまた、「序盤は天気が良かったし、自分のペースにとっても走りやすかった。ベストの走りができたと思う」と続けた。

 一方、男子の部ではケイタニーの同胞で24歳のダニエル・ワンジル(Daniel Wanjiru)が、エチオピアの伝説的存在で優勝候補筆頭と目されたケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele)による終盤の追い上げをかわし切った。

 2時間5分48秒でフィニッシュしたワンジルは、9秒差で2位に続いたベケレとの一騎打ちに関して「スタートから互いを助け合ったし、レース半分でペースを維持しようと試みた」と話した。

 ワンジルはまた「(世界記録ペースで走るのは)とても楽だった」と述べ、将来に世界記録を更新する可能性をほのめかしている。(c)AFP/Pirate IRWIN