【4月24日 AFP】20日のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)準々決勝で膝の大けがをした、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が23日、片脚でプレーしたこともあると話し、引退のうわさを力強く否定した。

 現在35歳ながら、ユナイテッドで公式戦28ゴールを挙げ、チームのリーグ戦上位進出とフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)制覇に大きく貢献したイブラヒモビッチだが、ヨーロッパリーグのRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)戦で膝の靱帯(じんたい)を損傷する大けがをした。

 しかし、パリ・サンジェルマン(Paris Saint GermainPSG)から移籍してきた2016年夏以来、プレミアでの活躍を疑問視する声を実力で黙らせてきたイブラヒモビッチは、自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに膝を写した写真を投稿し、輝かしいキャリアもこれで終わったとほのめかす者たちに向け、挑戦的なメッセージを送った。

「最初に、サポートと愛情に感謝する。知っての通り、けがをしたのでしばらくサッカーから離れる。他のことと同じようにこのけがも乗り越え、さらに強くなって帰ってくるつもりだ。前に片脚でプレーしたこともあるし、何も問題はない」

「一つはっきりしているのは、やめるときを決めるのは俺自身で、それ以外はありえないということだ。諦めるという選択肢はない。またすぐに会おう」

 同日、イブラヒモビッチ抜きでバーンリーFC(Burnley FC)戦に臨んだユナイテッドは、FWのアントニー・マルシアル(Anthony Martial)とベテランのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)のゴールで2-0の快勝を収めた。

 この勝利で、ユナイテッドは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場の最後の1枠である4位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差をわずか1ポイントに縮め、27日に行われるダービーに向けてまた一つ盛り上がる要素を増やした。(c)AFP