【4月24日 AFP】16-17イタリア・セリエAは23日、第33節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は4-0でジェノア(Genoa CFC)を下して2位との勝ち点差を11に広げた。イングランド・プレミアリーグのクラブが狙っていると言われるイタリア代表CBのレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)が見事なゴールを決めた。

 以前は元指揮官のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督が率いるチェルシー(Chelsea)からの関心が伝えられ、このところはマンチェスター・シティ(Manchester City)への大型移籍もうわさされているボヌッチは、後半19分に見事なゴールを決め、攻守を問わない能力の高さを見せつけた。

 敵地での今季1回目の対戦では、1-3でジェノアにまさかの敗戦を喫したユベントスだが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)でFCバルセロナ(FC Barcelona)を退けて4強入りを果たしたチームは、今回はまったく危なげなく勝利し、リーグ6連覇へさらに前進した。

 2位のASローマ(AS Roma)は、翌日に最下位デルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)との試合を控えているが、仮に勝利したとしても、残り5節でユベントスとの勝ち点8差を追いつくのは非常に難しい。

 チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、メディアセット・プレミアム(Mediaset Premium)で、「攻守両面で良い内容だった。バルセロナ戦から時間がなく、少し緩みが出てもおかしくなかったが、選手たちは高いレベルを保ってくれた」と話した。

 3位のナポリ(SSC Napoli)はサッスオーロ(US Sassuolo)と2-2の引き分けに終わった。交代出場のアルカディウシュ・ミリク(Arkadiusz Milik)が、膝の前十字靱帯(じんたい)断裂の大けが以来、半年ぶりのゴールを決めて終盤に追いついたが、勝ち点2を落とす結果に終わった。3位は維持しているナポリだが、ユベントスとの勝ち点差はこれで12に開き、ローマとの差は4ポイント差に開く可能性がある。

 ミリクはラジオ・キス・キス(Radio Kiss Kiss)に対して、「結果にはすごくがっかりしている。貴重な勝ち点2を失った。ただ、個人的にはまたナポリでプレーして、そしてようやくネットを揺らせたのはすごくうれしい」と話した。(c)AFP/Justin DAVIS