【4月23日 AFP】2018年にサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)が行われるサンクトペテルブルク(St. Petersburg)のクレストロフスキー・スタジアム(Krestovsky Stadium)で22日、こけら落としの試合が行われたものの、ピッチはいきなりぼろぼろで、ピッチ状態への不安が増す結果に終わった。

 この日に行われたのはFCゼニト(FC Zenit)対FCウラル・スベルドロフスク・オブラスト(FC Ural Sverdlovsk Oblast)のリーグ戦で、試合は2-0でゼニトが勝利したが、映像では芝生がまだ根付いていない様子や、ところどころ芝が枯れている箇所が確認できた。

 このスタジアムは、今夏のコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)の会場にも選ばれており、7月2日の決勝を含めて2週間で4試合が開催される予定だが、大会へ向けて大きな不安を残している。W杯本大会では、7試合が開催される予定となっている。

 サンクトペテルブルクのスタジアムについては、建設費の高騰、度重なる竣工の遅れ、建設をめぐるスキャンダルなど、長年にわたって数々のトラブルが起こってきたが、そこにまた一つ問題が加わることになってしまった。

 試合前から不安を口にしていたゼニトのミルセア・ルチェスク(Mircea Lucescu)監督は、ピッチ状態が「抜群とは言えない」もので、チームのプレーに影響していたと話した。

 それでも、W杯組織委員会のアレクセイ・ソローキン(Alexei Sorokin)委員長は、コンフェデレーションズカップ開幕までには適切な状態になると意に介さなかった。

 ソローキン氏は国営タス通信(TASS)に対して、「もちろん、ここよりもはるかに状態の良いピッチは数多くある。しかし専門家によれば、ここのピッチは芝が定着するのに時間がかかる。今はまだ植えたばかりだが、試合をこなすごとに状態は良くなっていくはずだ」と話した。(c)AFP