【4月22日 AFP】中国初の宇宙貨物船「天舟1号(Tianzhou-1)」が22日、軌道上の宇宙実験室「天宮2号(Tiangong-2)」とのドッキングに成功した。北京宇宙飛行管制センター(Beijing Aerospace Control Center)が発表した。

 中国南部・海南(Hainan)省にある文昌衛星発射センター(Wenchang Space Launch Center)から20日夜に打ち上げられた天舟1号は、22日朝に天宮2号への接近を開始した。

 中国は独自の宇宙ステーションを2022年までに完成させる予定で、国営新華社(Xinhua)通信は、この目標を達成するために独自の貨物船開発は「極めて重要な一歩」だと伝えている。

 天舟1号は全長10.6メートルのチューブ型の貨物船で、6トン分の貨物または人工衛星を積載できる。今回は地球へ帰還するまでにさらに2回、天宮2号とドッキングする他、さまざまな実験を実施する。(c)AFP