【4月22日 AFP】世界フィギュアスケート国別対抗戦(ISU World Team Trophy in Figure Skating 2017)は21日、東京で2日目が行われ、男子シングル・フリースケーティング(FS)では羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が見事な4回転ジャンプを成功させ、宇野昌磨(Shoma Uno)とともにワン・ツーフィニッシュを飾った。

 この結果日本は対抗戦の首位を守り、2位には米国、3位にはロシアが続いている。

 男子FSでは羽生が200.49点をたたき出すと、前日のショートプログラム(SP)で首位だった宇野が198.49点で2位に続き、パトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)が190.74点の3位に入った。

 前日は平凡なパフォーマンスで7位に終わったソチ冬季五輪金メダリストの羽生だったが、この日は冒頭の4回転ループを堂々と決めた。続くジャンプは回転数が足りなかったが、続く4回転サルコーとトリプルアクセルに加え優雅なステップを披露し、演技後には熱狂したファンから花が投げ入れられた。

 今月初めの世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2017)で自身2度目の金メダルを獲得した羽生は、シーズン最終戦に不満を見せた。

「結果的には悔いが残っています。ただ、後半の4回転2回に挑んでいたので、良い収穫はありました」

 3日間にわたって行われる大会の2日目を終えて、日本は得点を81に伸ばし、米国が78点、ロシアが74点で追う展開となっている。

 アイスダンスのフリーダンス(FD)では、前日のショートダンス(SD)で2位だったカナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組が113.83点で首位。ペアのショートプログラム(SP)ではフランスのヴァネッサ・ジェームス(Vanessa James)/モルガン・シプレ(Morgan Cipres)組が75.72点でトップに立った。(c)AFP