【4月21日 AFP】フランス・プロサッカーリーグ連盟(LFP)は20日、同国サッカー界で初となるビデオ判定の技術をシーズン最後のプレーオフで導入すると発表した。

 LFPによると、ビデオ判定は5月23日と28日に行われるリーグ1とリーグ2の入れ替え戦で使用される予定で、公式戦では初の試みとなっている。

 ビデオ判定の導入については、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)の準々決勝でレアル・マドリード(Real Madrid)に延長戦の末に敗れたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督が欧州サッカー連盟(UEFA)にシステムの導入を求めたことで、注目が集まっていた。

 この試合でレアルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)はハットトリックを達成していたが、その2点目と3点目はオフサイドだった。

 これを受けてアンチェロッティ監督は、「チャンピオンズリーグの準々決勝なのだから、優れた審判を割り振らなくてはならない。あるいは、ビデオ判定を導入すべきときだ。ミスが多すぎるという理由で、UEFAが試験をしている技術をね」とコメントしている。(c)AFP