【4月21日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2017)は20日、シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が敗退する波乱が起きた。

 世界ランキング1位のマレーは、最終第3セットで一時4-0と大きくリードしながらも、第15シードのアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)に2-6、6-2、7-5で敗れた。

 全仏オープン(French Open)元王者のワウリンカも、ウルグアイのパブロ・クエバス(Pablo Cuevas)に4-6、4-6でストレート負けを喫している。

 先月12日に行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)2回戦で敗れて以来の大会出場となっていた29歳のマレーは、「あの状況から負けたのは残念だ」と悔やんだ。

「がっかりしている。勝つチャンスはたくさんあったし、惜しかったとは思う。多分明日か明後日になれば少し振り返ることができるようになり、1週間前と比べて現時点の立ち位置が分かると思う」

「肘の状態はかなり良かった。サーブも昨日よりずいぶんよく打てた。そこだけはうまくいっている。自分が正しい方向に進み続けると願いたい」

 一方、第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、この日が20歳の誕生日だった第14シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に6-1、6-1で圧勝した。

 準々決勝でディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)と対戦することが決まったナダルは、「いいプレーだった。昨日よりかなり良かった。より攻撃的に、序盤から非常に激しくプレーできた」としたうえで、「フォアハンドでのプレーが良くなっている。試合を通してそのレベルを維持できたし、それがカギだったと思う」と話した。

 また、第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)も6-2、4-6、6-4のフルセットで第13シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)を退け、第10シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)との準々決勝に進出している。

 この日行われたその他の試合では、第5シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が第9シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を6-2、7-6(7-0)で下し、ラモス・ビノラスとの準々決勝に駒を進めている。(c)AFP/Scott WILLIAMS