■大規模白化に関する緊急宣言

 日本の環境省は23日、サンゴ大規模白化緊急対策会議を沖縄県で開催。有識者や関係機関当局者が意見を交換しながら「サンゴの大規模白化に関する緊急宣言」をまとめた。

 緊急宣言では、今後の平均気温上昇による白化頻度の増加や回復力の低下、しいてはサンゴ消滅の恐れにも言及。その予防措置として温暖化対策が不可欠との認識の下、室効果ガス排出量の削減を目指す国際的枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」の目標達成に向けた、より一層の取り組みを呼びかけた。また白化からの回復に向け、人為的圧力の低減といった適応策の実施も重要視された。(c)AFP/Ursula HYZY