【4月19日 時事通信社】インドネシアの首都ジャカルタ特別州知事選の決選投票が19日行われ、即日開票された。メディアの独自集計では、イスラム保守派などが支持するアニス前教育・文化相(47)が大幅にリード。イスラム教を侮蔑する発言をしたとして起訴され、公判中の現職バスキ・プルナマ知事(50)の敗北が確実な情勢となった。

 バスキ氏は支援者を前に「アニス氏を祝福する」と述べ、敗北を認めた。

 インドネシアは人口の9割がイスラム教徒で、多くは世俗的な穏健派。バスキ氏は少数派の中華系キリスト教徒だが、知事としての実績から接戦になるとみられていた。イスラム保守派が推す候補が大差で当選することが確実になり、その影響力の大きさが浮き彫りになった。

 バスキ氏はジョコ大統領が所属する最大与党の闘争民主党が支持する一方、アニス氏は最大野党のグリンドラ党が支援。アニス氏は2019年の次期大統領選で再選を目指すジョコ大統領の「有力な対抗馬」(政治アナリスト)とみられており、選挙結果は政権にも打撃を与えそうだ。(c)時事通信社