【4月20日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は19日、準々決勝の第2戦が行われ、ASモナコ(AS Monaco)は10代の新星キリアン・ムバッペ(Kylian Mbappe)がまたしてもネットを揺らし、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を3-1で退け、2試合合計スコア6-3で2004年以来となるベスト4入りを果たした。

 事件で手首を骨折したマルク・バルトラ(Marc Bartra)がベンチへ駆けつけ、その姿に勇気づけられたドルトムントだったが、それでも試合会場に向かうバスの到着の遅れが序盤の選手たちの精神面に何か影響したのか、開始からの20分で勝負は決まってしまった。

 モナコはムバッペとラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)の序盤の得点で大きく優位に立つと、後半開始すぐにドルトムントのマルコ・ロイス(Marco Reus)に1点を返されたものの、途中出場のヴァレル・ジャーメイン(Valere Germain)が3得点を決めて突き放し、若いチームが見事な勝利を収めた。

 ファルカオはbeINスポーツ(beIN Sports)に対して、「準決勝に行けてうれしい。リーグ1とフランスにとってすごく大きなことだ。開始直後から高い位置でプレッシャーを仕掛け、すぐに先制点を奪えたので、試合を進めやすくなった」とコメントした。

 一方、先週の第1戦ではバスの近くで起きた爆発に巻き込まれ、心ここにあらずの状態の中、翌日に行われた試合に2-3で敗れたドルトムントは、この日は試合会場へ向かうバスが遅れるアクシデントに見舞われた。それが原因で試合のキックオフも5分遅くなっている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は公式ツイッター(Twitter)で「渋滞」が遅れの原因だと発表したが、ドルトムント側は「何の理由もなく」警察に止められ、ホテルを出発するのが20分遅れたと主張した。トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「あの事件の1週間後に起こり得ることとしては最悪だ。みんながバスに乗ってさあ行くぞというところで、出発できなかったんだ」と話した。

「こういう試合では、頭の中をクリアにしていなければ逆転は難しい。あの遅れでサッカーのことを考えられなくなった。理想的とはいえない状況になった」

 最終的にはモナコに完敗した形となったドルトムントだが、前週のショッキングな出来事がなければ違った結果になったかもしれないとトゥヘル監督は考えている。

 もう一つ上へ行くには何が足りなかったのかと質問された監督は、「事件からまだ8日という状況で、その質問に答えるのは難しい」と答えた。

「第1戦は試合どころではなかったが、その中でも後半は良くやった。きょうも1-2に追い上げた後、もう少し運があれば同点にして延長戦に持ち込めたかもしれない」

「しかし、あの恐ろしい攻撃からまだ8日しか経っていないのだから、チームのパフォーマンスをどうこう言うべきではない」

(c)AFP/Andy SCOTT