【4月20日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は19日、準々決勝の第2戦が行われ、ユベントス(Juventus)と0-0で引き分けたFCバルセロナ(FC Barcelona)は、2戦合計スコア0-3で敗退が決まり、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は悔しさに涙を流しながらピッチを後にした。

 パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との決勝トーナメント1回戦で、バルセロナは第1戦を0-4で落としたものの、第2戦を6-1で制し、劇的な形で逆転突破を果たした。

 しかし、ユベントスは大会記録を作るほどの自慢の堅守でリオネル・メッシ(Lionel Messi)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、ネイマールの3トップを封じ込め、2015年大会の決勝で敗れた相手への雪辱を果たした。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「バルセロナを相手に2試合無失点という結果が、チームの戦術レベルを雄弁に物語っている。きょうよりも第1戦の方がピンチが多かったくらいだ。今夜のチームは鉄壁だった」と語った。

 ユベントスはこれで前回王者のレアル・マドリード(Real Madrid)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)、ASモナコ(AS Monaco)とともに21日の準決勝の組み合わせ抽選に臨む。

 敗れたバルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「全力で挑んだが、ゴールへの道筋を見つけられなかった。第1戦の前半の出来がひどく、それが痛かった。あの前半のことはずっと忘れないだろう」と話した。

 ジェラール・ピケ(Gerard Pique)はbeINスポーツ(beIN Sports Spain)に対して、「全体としては僕らの方が上回っていたし、突破にふさわしかった。少しずつチャンスを作れるようになっていったが、向こうは壁を築いていた」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING