【4月19日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は18日、薬物検査で陽性反応を示したとして、ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)のスターリング・マルテ(Starling Marte)中堅手に80試合の出場停止処分を科した。

 28歳のマルテの検体からは禁止ステロイドのナンドロロン(nandrolone)が検出されたといい、MLBのコミッショナー事務局は、80試合の出場停止処分は即時有効になると述べた。

 非意図的にステロイドを摂取したと主張するマルテは、「仕事として定期的に行っている検査の一つで陽性反応が出たことを通知された。このように大変なときではあるが、家族、ピッツバーグ・パイレーツ、チームメート、ファン、そして野球界全体に謝りたい」と声明で述べた。

「怠慢と知識不足が、自分が心から愛し、楽しむことができるフィールドから離れなくてはならないという高価な過ちにつながってしまった」

「私の仕事を信じて多くのサポートをしてくださった人々に対して、意図せずに失礼なことをした点に関し、許しを請いたい。試練を残す今回の教訓から学ぶと約束する」

 今季は開幕から安定した成績を残していたマルテは、13試合の出場で2本塁打を記録。昨季は47盗塁をマークしただけでなく、自身初のオールスターゲーム2016(2016 All-Star Game)にも選出された。現在は2年連続でゴールドグラブ賞(Gold Glove)にも輝いていた。(c)AFP