【4月19日 AFP】16-17フランス・リーグ1は18日、延期となっていた第31節の1試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)が後半ロスタイム3分に決めたゴールでメッス(FC Metz)を3-2で下し、首位ASモナコ(AS Monaco)と勝ち点で並んだ。

 首位のモナコに圧力をかけたいPSGは、前半33分にエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が今季リーグ戦30ゴール目となる先制点を決めると、マトゥイディがすぐさま追加点を挙げて敵地で2点のリードを奪った。

 ところが、後半33分に交代出場のヤン・ジュフル(Yann Jouffre)の直接FKが決まって1点を返されると、同43分にはこちらも交代出場のシェイク・ティディアン・ディアバテ(Cheick Diabate)に同点ゴールを許した。さらにその後、またしてもジュフルの直接FKがクロスバーをたたくシーンもあった。

 それでも最後は後半ロスタイム3分、マテュイディがこの日2点目のゴールを決めて勝ち越し、相手より1試合消化が多い状況ではあるものの、PSGはモナコと勝ち点で並んだ。

 マテュイディは、「最後は危なかったというのが正直なところだ。相手への敬意を欠くときが何回かあったと思う。最後まで戦って、決して諦めないチームもあるのだから、油断しちゃいけない」と話した。

「チャンピオンになるには、少し他力の部分もある。僕らはライバルにプレゼントをしないし、モナコも、ニース(OGC Nice)もしないだろう。気の抜けない戦いが続く。きょうは勝ち点3を取れて満足だし、すごくほっとした」

 PSGは、22日に行われるモンペリエ(Montpellier HSC)とのホームゲームに勝利すれば、暫定で首位に浮上できる。

 対するモナコは、19日にボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)準々決勝第2戦に臨み、23日に敵地で4位のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)と対戦する。(c)AFP/Martyn WOOD