【4月18日 AFP】今夏に控える第17回世界水泳選手権(17th FINA World Championships)で日本チームを引っ張るのは、五輪王者の萩野公介(Kosuke Hagino)と高校生スイマーの池江璃花子(Rikako Ikee)の2人だろう。

 日本水泳連盟(Japan Swimming Federation、JASF)は17日、7月23日から30日にわたってハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)で開催される世界選手権の代表メンバーに萩野や池江ら18人を選出した。

 2016年リオデジャネイロ五輪の男子400メートル個人メドレーで金メダルを獲得し、同種目で20年間続いた米国の時代に終止符を打った萩野は、昨年9月に受けた肘の手術から回復途上ながらも、世界水泳では他の選手からマークされることが予想される。

 萩野のライバルになるのは、世界水泳の同種目2連覇中で、先週行われた第93回日本選手権水泳競技大会(93th Japanese national swimming championships)でも自身の前に立ちはだかった瀬戸大也(Daiya Seto)だろう。

 200メートル個人メドレーでは瀬戸に雪辱を果たした萩野は「世界選手権のタイトルを取ったことは一度もないし、持っているもの全部を発揮したい」と意気込みを語った。

 自転車から転倒した際に肘を負傷した影響で、2015年にロシア・カザニ(Kazan)で開催された第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)を欠場した22歳の萩野は、「すべてのレースが難しくなるだろうが、全種目で1位になれる可能性がある」と続けた。