【4月17日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するトロ・ロッソ(Toro Rosso)のカルロス・サインツ(Carlos Sainz)は16日、第3戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2017)決勝でクラッシュの原因を作ったとして、次戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2017)での3グリッド降格ペナルティーを科された。

 サインツは12周目でピットストップを終えてコースに戻った際、ウィリアムズ(Williams)のルーキー、ランス・ストロール(Lance Stroll)と接触した。

 サインツが1コーナーのイン側を走ったことでストロールとの接触が発生し、スチュワードによる調査の結果、サインツは2週間後にソチ(Sochi)で開催されるロシアGPで処分を受けることになった。

 ストロールはレース後、サインツが「急降下爆弾」を落としたとコメントしており、「映像を見たが、ばかげている」と批判した。

 一方、サインツは自身が接近していたのをストロールが確認すべきであり、スペースを空けるべきだったと主張している。

「ピットの出口でとてもタイトな争いになることは分かっていた。僕はイン側からコーナーを取ろうとトライした。タイヤをロックアップしなかったし、彼は僕のことが見えていなかったはずだ。だから僕にまっすぐに突っ込んできてクラッシュしたんだ」

「コーナーに入る際、誰かが内側にいる場合は、少なくともマシン1台分のスペースを空けなければならないんだ。単純に彼は僕のことが見えていなかったのだと思う。彼は僕がそこにいるなんて予期していなかったのだろう。僕はコーナーでオーバーシュートもしていないし、理解できない。ポジションを争っているわけだから、差をそのままにするわけにはいかないんだ」

 これに対してストロールは「彼が僕に突っ込んできた。ブレーキングゾーンで僕は彼より50から60メートル前にいた。僕がコーナーを曲がっている時に急降下爆弾のように突っ込んできた。完全に僕の横から突っ込んだんだ」と応戦している。(c)AFP