【4月17日 AFP】男子テニス、今週開催のモンテカルロ・マスターズ(Monte Carlo Masters 2017)に出場するアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が16日、自身の肘の状態についてやや不安を口にしながらも、クレーコートシーズンに向けた期待は高いと語った。

 1か月前のマイアミ・オープン(Miami Open 2017)で欠場に追い込まれていたマレーは今大会、初戦が免除されており、18日もしくは19日に行われる2回戦でトミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)とギル・ミュラー(Gilles Muller、ルクセンブルク)の勝者と顔を合わせることになっている。

 体調面での完全復活を期す世界1位のマレーは「ロジャー(フェデラー<Roger Federer、スイス>)とチューリヒ(Zurich、先週開催のチャリティーマッチ)でプレーしてから楽観的ではいられなくなった。サーブが普段と比べてかなり遅かった」と不安を口にした。

「でも毎日積み上げをしている。1週間から10日間くらいサーブを打たなければ、肘が痛くなることだってよくある。日に日に良くはなり始めている。2週間から2週間半程度のオフを取ったし、(原因は)サーブの不足なのか、故障なのかはわからない」

「リスクを冒していると感じれば出場していない。ここ2日間はサーブも普通に打てている」

 また、2017年シーズンは複雑な船出となったマレーは、昨年11月に世界1位を記録した際の猛チャージが肘の問題の原因なのではないかとする考えも示したうえで、「年の初めは少し厳しかったとしても、今は大丈夫だと感じている。けがに関しては運が良いんだ」と話した。

「多くの大きな大会が近づいているし、楽しみだ。クレーでの期待は非常に高い」 (c)AFP