【4月17日 AFP】米歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)は15日、米カリフォルニア(California)州で開催の野外フェスティバル「コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル(Coachella Valley Music & Arts Festival)」に出演し、R&B調の新曲「The Cure」を発表した。ポップの女王が今回追求したのは、過激さではなくセクシーさだった。

 同音楽イベントのメインに女性ミュージシャンが選ばれるのはまれ。ステージは、アクロバチックな要素がふんだんに取り込まれ、紙吹雪が舞い、火の玉や花火が打ち上げられるなかで披露された楽曲「バッド・ロマンス(Bad Romance)」でクライマックスを迎えた。

 新たに発表された「The Cure」は、昨年10月のアルバム「ジョアン(Joanne)」以来の楽曲となる。

 フェスティバルでは、ガガ本来のスピリットも健在だった。粗野でたくましい男性がテーマのカントリー調の楽曲「ジョン・ウェイン(John Wayne)」では、上半身裸の人種的に多様な男性ダンサーらによる人間ピラミッドの上でその歌声を披露した。

 ショー全体を通してはセクシーさがにじみ出ていた。レオタード姿のガガが男性ダンサーの一人の腰のあたりをつかむと、他のダンサーらが男女入り乱れてガガの体を官能的になでまわすといった演出もあった。(c)AFP/Shaun TANDON